直火の仕方と後片付け
究極の焚き火スタイルと言っても過言ではない直火について、そのやり方や消火、後片付けについてご説明します。近年、悲しいことに直火が出来るキャンプ場がどんどん減少してきております。理由は言わずもがな、キャンパーたちの直火後の片付けの知識の乏しさに原因があります。火は風に煽られ枯れ葉などに燃え移る危険性があり、根っこの多いところでは木にダメージを与え、炭は自然に対して半永久的に残り続けてしまいます。そうしたことを踏まえ、正しい直火と後片付けの方法をしっかりと覚え実践することで、より安全に気持ちの良い焚き火を楽しみましょう。
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まず、消火に使用する水を入れたバケツ、スコップ、火箸を用意します。もしくは、それらの代用になり得るものでも可
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火床作ります。スコップですり鉢状になるように穴を掘り、掘った土は周りに盛る。この他にも火床のスタイルは様々あります
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焚き火を開始します。風や周りの落ち葉に注意しましょう。特に木の根っこが近いところでは木にダメージを与えてしまうのでNG
④
焚き火後は基本的に燃やし尽くします。炭が残った場合は水を入れたバケツへ移動し、指定の場所へ廃棄するか持ち帰りましょう
⑤
取りきれない細かいものは潰して灰にします。自然に対して炭は半永久的に残るものなので、塊を残さぬように努めましょう
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炭を全て取り除き、灰のみの状態になったことを確認したら、直接水をかけて完全に鎮火させます。熱を帯びていますので要注意
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地面の復旧作業を行います。周りに避けておいた土を戻し、足で踏み固めていきましょう。地面が硬くなるまで踏み続けましょう
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最後に地面を足やスコップ等を使用して十分にならします。元あったよりも綺麗に整えるくらいの気持ちで復旧作業を行いましょう
NG!!
炭をそのまま残した状態で上から土をかぶせてしまうのは絶対にしないで下さい。自然に対して炭は半永久的に残ります